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世界ランク1位「女子サッカーが」人気?
サッカーというと、一昔前は男性のスポーツというイメージがありました。
ところが2010年にWカップで日本女子サッカーの「なでしこジャパン」が優勝してからは、今では女性選手の知名度も非常に高まっています。
そして日本の女子サッカーはとても強豪で、世界ランク1位を記録するほどになりました。
1990年代では計4つのチームしかなく、大半が世界リーグで試合をおこなっていたものです。2021年現在は国内に計20のチームがあり、その数は5倍となりました。
北海道から沖縄県の各地域にプロチームがありますが、そのなかでも高い注目を集めているのが「ちふれASエルフェン埼玉」です。
高い注目を集めている「ちふれASエルフェン埼玉」
埼玉県春日部市を本拠地にしており、大手化粧品メーカーの株式会社ちふれがスポンサーとなっています。所属している選手も全員、ちふれの社員です。昼間は各選手は会社内でオフィスレディをしており、なかにはデパートの販売員をなさっている方もいます。
夜間に春日部市のグラウンドに集まって練習をされていますが、ここでは簡単にエルフェン埼玉の概要や魅力・注目の選手について見ていきましょう。
エルフェン埼玉は2004年に埼玉県で結成され、地元の春日部市だけでなく周辺の狭山市・飯能市・熊谷市などの自治体もサポーターとなっているのが特徴です。
資金繰りが悪くチームが解体?
もともとはジュニアサッカーチームで、全国で初めて女子だけのサッカーチームとなったところでもあります。
以前は18歳以下の子供しか所属をしていませんでしたが、2004年に正式に女子プロサッカーチームとなって現在に至ります。
これまでに飲料水メーカーや自動車会社などがバックになっていましたが、さほど高い知名度もなく戦績も伸びなかったことから1年程度で撤退をされてきました。
一時は資金繰りが悪化してチームが解体される危機もありましたが、その都度市民が寄付をして経営を続けてきたわけです。
株式会社ちふれが所属選手を社員として起用
2017年に現在のスポンサーである株式会社ちふれが所属選手を社員として起用することを条件に、永久サポートを約束されました。
これでやっとエルフェン埼玉は本来の機能を取り戻し、しっかりと国内リーグで活動ができるようになったわけです。
在籍してる選手には注目株が多く、2018年度のエジプトWカップで日本を準優勝に導いた主将の田中織江さんが、現在はエルフェン埼玉のリーダーをなさっています。
MFからGKへポジション変更!?
以前はMFのポジションでしたが、2019年からGKをするようになり、鉄壁の守りを見せているほどです。身長が150センチメートルしかないため、頭上を狙われるとゴールを奪われそうに思いますが、田中選手は非常に身体能力が優れていて、高いジャンプ力を持っています。
隙となる頭上にシュートが入っても、そのジャンプ力でボールを弾く技に定評があります。
FW家本加奈子にも注目
FWを担当している家本加奈子さんも、Wカップで大活躍をなさった方です。現在はサッカー選手をしながらタレント業にも精を出されており、天然キャラでお茶の間の人気者になりました。
特技が大食いとなっており、毎週色んなお店を訪ね歩いては大食いの偉業を達成されています。2021年3月にエルフェン埼玉の監督である黒岩孝雄さんと電撃結婚をされました。
埼玉県の期待の新星「ちふれASエルフェン埼玉」
これからは夫婦でチームを引っ張っていくと宣言をされたので、これからの活躍からも目が離せないでしょう。
埼玉県の期待の新星となっているサッカーチームで、良い町おこしの起爆剤も担っています。サッカーの女子リーグはまだマイナーで、サポーターも少ないものです。
しかし、これからは男女平等の世界が我々の目の前にまで迫っており、サッカーでも同様の扱いをされることがわかります。これから気になるチームを応援して、時代を先取りしましょう。
※なお、詳細は公式ページにてご確認ください。