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生産量全国2位!埼玉県の「うどん」
秋田県の稲庭うどんや香川県の讃岐うどんをはじめ、日本全国には数々の有名なうどんの名産地があります。
そのような中では、埼玉県はあまりうどんの産地というイメージを持たれることはありません。しかし、意外にも生産量は全国2位を誇るなど、実は隠れた「うどん県」であるとも言える地域です。
地元では古くから日常的に食べられているほか、冠婚葬祭の時にも食べることが多くありました。
全国的にはあまり有名であるとは言えませんが、中には隠れた名店ともいうべきお店がいくつもあります。
東武伊勢崎線加須駅徒歩15分「子亀」
(写真はイメージです)
そのような埼玉うどんの名店の1つには、東武伊勢崎線の加須駅から徒歩15分ほどのところにある「子亀」が挙げられるでしょう。
他の地域に住んでいる人にはあまり知られていないかも知れませんが、地元では知られている名店でお昼前から訪れる人もいるほどです。
ここは「冷汁うどん」の発祥の店と言われているところで、名物でもあります。
歴史のあるエリア「加須」
(写真はイメージです)
加須は市内にあるお店が加入している手打ちうどんの会があり、食べ歩きスタンプラリーなどもおこなわれていますが、このお店もそのうちの1軒です。
加須のあたりでは江戸時代のころから手打ちうどんが作られ始めていたという、歴史のあるエリアです。そのような加須の名物となっている冷や汁うどんは、手打ちの平打ち麺を冷たい冷や汁に付けて食べます。
つけ汁はみそだれで、麺は細いところと太いところがありそれぞれの食感が楽しめるようになっています。キュウリや海苔がトッピングされているメニューです。
和光市「新倉うどんひろとみ」
(写真はイメージです)
また埼玉県の隠れた名店には、和光市にある「新倉うどんひろとみ」というお店も挙げられるでしょう。
ここは東武東上線や東京メトロ有楽町線・副都心線の和光市駅が最寄り駅で、徒歩で約5分ほどのところにあります。
新倉うどんは和光市の地域ブランド・和光ブランドにも認定されているうどんです。一般的にうどんというと、太いストレート麺というイメージを持たれることが多いのではないでしょうか。
新倉うどんは太さはやや細めであるけれど、確かにうどんそのものといった印象です。
しかしうどんと聞いて思い浮かべることが多い、まっすぐな麺の形状はしていないのが特徴です。やや細めの麺は職人が手もみをして、出汁が絡みやすい形状になっています。どれも同じ太さというわけではなく、不揃いである形状によって独特の食感が楽しめます。
「ずりあげうどん」とは?
(写真はイメージです)
このお店では「ずりあげうどん」という、釜揚げでいただくことができるメニューがあるのが特徴です。
ずりあげうどんは、そもそもは埼玉県の秩父地方の家庭におけるうどんの食べ方で、茹で上がっても冷水でしめることなくそのまま食べるという麺料理です。だし醤油とうどんのゆで汁で自分で味を調節して食べるのが特徴で、素朴な味わいが楽しめます。
鴻巣市のご当地グルメ「こうのす川幅うどん」
(写真はイメージです)
埼玉県のご当地グルメには「こうのす川幅うどん」という鴻巣市ならではの料理もあります。
鴻巣市と吉見町の間には荒川がありますが、その川幅が日本一の広さを誇るということから太い川幅にちなんだ麺料理が作られるようになりました。
それが川幅うどんで、市内ではいくつものお店で幅の広いうどんを使用した麺料理が提供されています。
川幅うどんの名店「久良一」
(写真はイメージです)
そのような川幅うどんが食べられる名店には市内にある「久良一」が挙げられます。
最寄り駅であるJRの高崎線の鴻巣駅からは、徒歩で20分程のところにあるお店です。
夏には冷製川幅うどんが提供されていて、キュウリや鰹節、ミニトマトなどがトッピングされています。
添えられたレモンを絞って食べることもでき、爽やかな味わいとなっています。
地元以外ではそれほど有名ではないかも知れませんが、地元では知られていてお昼時には多くの人が訪れている人気店です。
ぜひ一度は食べてみてくださいねー。